苺屋あとりゑ

2024/01/22 21:56

こんばんは。

苺屋あとりゑのしょうです。

実はもうイチゴの2年目に突入しているのだけれど、今日は、記念すべき1年目の振り返りをしてみようと思う。

1年目というのは、前職の退職(2022年5月)から〜イチゴ1stシーズン終了の2023年5月までのことである。

休みのない1年目

さて、記念すべき1年目はというと、ひと言で言うなれば、「ほぼ無休な1年」だった。

労働基準法ってなんだっけ?
って考える
そんな暇もないほどである。

こう伝えると、みんなには少し引かれる。笑

でも、これは不思議と辛くはないのだ。

だって、全てが自分の時間軸だから。

会社にいた時みたいにやってはいけないことはなくて、
農作業中にYouTubeを流し聞きできるし、好きな音楽も聴けるし、時には疲れたら取引先のカフェにだって行ける。

なんて自由なんだ。

だから毎日暇を潰すように農場に行き、やることがなくなったら家で事務作業。

こんな毎日だった。

1年目の成果

さて、自由に過ごした1年間ではあったが、毎日遊んでいたわけではない。
事業としてやっている以上は、きちんと成果を出さなければならない。

肝心の成果はというと、

想定以上のお客様にご来園いただけた。

私たちが当初目標にしていた7年目以降の数字を1年目に出すことができた。

1年目から私たちを応援してくださった皆様にはこの場を借りて深く、深く感謝申し上げます。

イチゴ農家という職業を改めて考えてみる

私たちのイチゴ農園は作付面積1.2反ととても小さい農園である。
(多くのイチゴ農園は2-3反ほど)

当初の計画では、

3年目あたりで規模拡大して、倍くらいの規模になれば、平均的な規模になるからそれなりに生きていけるのでは。

と考えていた。

ところが、いざイチゴ農家をしてみると、3月〜5月のあまりの忙しさに驚愕した。

春になり気温が上がると、収穫量が一気に増える。
すると、収穫やパック詰め、イチゴ農園の接客と、寝る暇もないくらい忙しくなるのだ。

この忙しさを体感すると、
夫婦2人だけで私たちのこだわりを反映させられるのは今の規模が精一杯だと感じた。

そんなこんなで、今は農園の規模を拡大することは考えていない。

他よりも小さいのだが、規模拡大せずに目標を達成することができたので、

今ではこの規模で始めたことにとても満足している。(今年がどうなるかはわからない。)

苺屋あとりゑのこれから

規模拡大には興味は無くなったのだが、
やりたいことはある。

一つは水洗トイレの建設だ。

苺屋あとりゑには都内から多くのお客様が訪れる。
なかでも興味を示してくださるのは女性のお客様だ。

わたしたちは都内の女性が快適と思えるトイレの建設を実現させたいと思っている。

この件は、すでに計画中で、2024年8月には完成予定だ。
(今シーズンには間に合わなくて非常に残念。。。)

二つ目はオフラインイベントの開催だ。

昨年、夜のいちご農園でバイオリンの生演奏を聴きながらイチゴを食べる会を開催した。

これが思った以上に反響がよかった。

生産者、パティシエ、ソムリエ、バイオリニスト、動画クリエイター、カメラマン、山梨にゆかりのある方々による地方ならではの素敵なイベントだった。

コロナが落ち着き、改めて大切だと実感したのは、「人と人との何気ないコミュニケーション」だ。

地方の豊かな地域資源を活用して、地方でしかできないコミュニケーションの場を提供するというのは、地方で活動している事業者として普段のいちご作りのモチベーションになると確信した。

私が出張で東京に行くと、満員電車に揺られる学生やサラリーマン、ウィンドウショッピングを楽しむ人々、高層ビルで高級料理を食べる人々などを目にする。

田舎暮らしの私からするとそれらは
非日常な体験なのだけれど、

都会暮らしの人たちとっては
農園のイベントはとても新感覚なものになるのではないだろうか。

都会の人たちにもぜひイベントに参加してほしい。

最後に

ここまで読み進めてくださった皆様、ありがとうございます。

そして、繰り返しになりますが、
1年目にも関わらず、私たちを応援してくださった皆様、誠にありがとうございました。

今年の苺屋あとりゑでは、新品種「みくのか」が楽しめます!

今期、初めてご来園いただくお客様だけでなく、
去年、農園に来てくださった方々にも満足していただけるように、

そして、いつ来ても美味しい旬のイチゴが食べられるように

毎日、イチゴに最適な管理を追求しております。

ぜひ皆様今シーズンの苺屋あとりゑもよろしくお願い致します!

苺屋あとりゑのしょうでした!

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